太陽光発電の導入前、我が家の電力契約は30Aでした。
(アパートじゃなくて普通の一軒家です)
なので、普通に考えると、4kWくらいのシステムを入れておけば十分なんだと思います。

使用量を大幅に上回る大きいシステムを導入した場合、魅力的な売電収入に対して、導入費用はかさばりますし、思ったよりも発電しなかった場合の雪国リスクも膨れ上がります。

じゃぁ、なんで8.61kWも載せたの?
と言いますと、まぁ、それほど大それた理由もないんですけど、次のような理由でした。

  回収年数はシステムが大きいほど短くなる
太陽光発電システムの導入費用(kW単価)は、
・パネルの価格
 → 枚数に比例するので固定
・パワコンの価格
 → パワコンの台数に左右されるので一概に言えない
・付帯設備(売電メーター、発電モニターなど)
 → 大きさによらず1個だけでよいので下がる
・工事費用
 → 作業人数によるので、下がる
・その他手続き(補助金申請やもろもろ)
 → 容量に左右されないので、下がる(額は小さいですけどね)
ので、システム容量が大きいほど単価が下がる傾向にあります。

対して発電量は、と言いますと、当たり前ですが、基本的にシステム容量に比例して増えます。

ですので、システム容量が大きくなれば、費用回収にかかる年数は少なくなるわけです。

10年後の買取価格が不透明なので、償却年数を短くするためにもシステム容量は大きいほうが良い、と言えると思います。

ただし、容量を増やしたいからといって、角度や方位が異なる屋根に載せる場合は注意が必要です。
我が家は東西切妻でしたので、ほとんど条件の違いなく、容量を増やすことが出来ました。

 費用回収後の売電収入が魅力?
我が家はうまく行けば9年で回収できる計算です。
なので、10年固定の買取価格のメリットを受け、10年目の売電収入30万円はそのまま利益になります。
じゃぁ、それがそのまま11年目以降も続くのか?
それは分かりません。
買電価格よりも安くなることは無いとは思いますが、今より下がることは確実と思います。
ですが、ちょっとでも収入を増やすためには大きいシステムを載せたほうがお得なことは間違いないですよね。

将来性
太陽光発電のもっとも大きな欠点は、
・天気が悪いと発電できない
・昼間にしか発電できない
の2つだと思ってます。
これを解消するために必要なのが蓄電設備。
まだ導入するレベルにないと思ってますが、将来的に蓄電設備が現実味を帯びたときに、それを活かせるだけのパネルを載せておきたい。
消費する電力も今は30Aの契約で十分な量ですが、子どもが大きくなったり、後に電気自動車に乗り換えたり、で使用量は確実に増えるでしょうし。

 地球に優しい?
賛否両論あると思いますが、自分のためじゃなくて、環境のために何かをするよ、という子どもたちへのアピール効果をちょっと狙いました。
地球は温暖化しているのか、寒冷化しているのか、CO2は温暖化にインパクトがあるのか、実はあんまり関係ないのか、そこの真偽は分かりませんが、いずれにしろ、石油資源だけに頼るべきでない、とは思ってます。

 ご近所さんに優しい
年に何回かはある停電。
まぁ、夜には役に立ちませんが、昼間の停電で、ある程度の日射量があれば、ご近所さんに電気をわけてあげることが出来ます。
うちはパワコンが2台あるので、3000Wの電力をみんなで使えます。
これだけあれば、ご近所さんの携帯電話の充電はもちろん、ご飯も炊けるし、お湯も沸かせる。
実際に中越地震の際に、太陽光発電をしているお宅が助けになったというお話も聞きますので、ここは期待してます。
蓄電設備が整えば更に安心。

もちろん、災害なんて起きないことを常に祈ってます。

 勢い!
500万なんていう大きな買い物をするのに必要なのは勢いですよね!
熟慮も必要ですが、家や車、結婚などと一緒で、もう勢いです!

半分の4.3kWシステムにするか、業者さんの提案書と1時間以上にらめっこしてましたが、「将来容量を増やす財力があるわけない、今やらなきゃ後悔する!」と、半ば勢いで決めました。



結局は、回収できる見込みが立った、というのが一番大きな理由ですかね。
なんだかんだ言って、将来の売電収入が魅力なのも間違いない。

こんな理由で、(実は検討してから1週間で)8.61kWシステムの導入を決めたのでした。


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